受入れ“拒否”とは違う

最近、病院の受入拒否が問題になっていますが、ことわざるを得ないのが実情なのではないでしょうか。

新聞の投書欄に、病院勤務医の投稿が寄せられていました。
拒否ではなく、できなかった
妊婦死亡報道で、病院が受け入れ「拒否」・「断った」という表現は容認できません。

状況が許さず受け入れることが「できなかった」のが真相であり、正しくは受け入れ「不能」です。

映画館なら満席で立ち見も可能ですが、満席の料理店で入店できない場合を入店「拒否」とは言わないと思います。
タクシーの「乗車拒否」のようなことを病院が行ったわけではありません。

今回の事態に至った原因は、産科医不足だけでなく、縦割り救急医療体制による非効率性や産科救急の特殊性、専門看護職員不足など様々な要因があります。

一病院の努力だけでは改善できない問題ばかりであり、日々の診療で精いっぱいの現場の責務ではありません。

病院では一定ルールにそった診療をしており、その医療行為が水準以下であれば医療過誤として訴えられます。

たとえベッドが空いていて当直医が2人勤務していても、その2人が別の緊急手術を行っていれば、次の緊急患者を受け入れられません。

より良い医療体制構築に向け国民全体で考えるためにも、正確で建設的な報道表現を望みます。

勤務医 男性 (神奈川県相模原市 47歳)
2008年11月01日(土) 朝日新聞朝刊 「声」欄(読者の投書欄)より


確かに、病院の受入拒否というのは、医師が余っていて遊んでいるのに面倒だから断ろうって言うのとは違う。

受け入れたいが、当直医の手が別の患者で塞がっていたり、処置はできるが経過観察をするために必要な入院ベッドがない、などがその主な理由として挙げられている。

いっそのこと、現状を正直に告げて、判断を救急車側や患者側に任せてみてはどうだろうか。
例えば、
1.医師の当直は1人で、その医師は別の患者の手術(または処置)をしているため、搬送されてきても処置は数時間後になる。もしかしたら処置前に死亡するかもしれないが、それでもよければ搬送してください。

2.搬送してくれば処置はすぐ出来るが空きベッドがないため、空きが出来るまで通路の床(または椅子)に寝かせることになる。それでもよければ搬送してください。

3.当直医はその症状に対応できるような専門医ではないが、それでもよければ搬送してください。
などなど。

上の例は素人考えですが、単純に断るよりは患者側に選択の余地があるため、少しはましなのではないでしょうか。


ER救急救命室 第8シーズン [DISC1~3]
ER救急救命室 第8シーズン [DISC1~3]


↓こちらをポチッとしていただくと踊りだします♪ヽ(^o^)丿
人気blogランキング

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック