監督が明かす… もうひとつの「おくりびと」

第81回米アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した「おくりびと」。 
聞き慣れない“納棺師”という職業に就いた男を主人公にしたストーリーで注目を集めたが、滝田洋二郎監督(53)は当初、全く別の「おくりびと」を考えていたという。

幻と消えたもうひとつの「おくりびと」とは・・・。

本木雅弘(43)演じるチェロ奏者が失業し、故郷に戻って見つけた仕事が納棺師。
本家「おくりびと」は、仕事に引け目を感じていた主人公が、やがて誇りを感じるようになるまでを描いている。

ところが、滝田監督が当初イメージして映画化を考えていた「おくりびと」は、現代社会の片隅でひっそり亡くなった人の身辺整理をする人たちを主人公にした映画だった。
と滝田監督が明かす。

「身元不明のまま亡くなった人や、死後日にちが経ってから見つかった人、事件に巻き込まれた人など、葬儀をしてくれる家族もなく、看取ってくれる身内もなく死を迎える人がいる。 その人たちが残していったものを整理することを仕事にする人がいる。 そういう人を『おくりびと』の主人公にしようと考えたこともあった」

亡くなった人とはまったく縁がなく、職業として人間の最期にかかわる点では納棺師と変わりない。
納棺師は、最期を美しく化粧して旅立たせる。
まさに英語タイトル「DEPARTURES」という意味がぴったりはまる仕事だが、当初、滝田監督が思っていた“おくりびと”は、過去の出来事を清算する役回りで、本家とは正反対のポジションだ。

結局、滝田監督のアイデアは、本木がかねて映画化を望んで走り回っていた納棺師のストーリーに取って代わることに。
それが結果的に、米アカデミー賞受賞につながった。

滝田監督は29歳のとき、カンヌ国際映画祭監督週間でさっそうと国際デビューを果たし、世界の映画人では以前からその名を知られていた。

コメディー映画の名手で、「おくりびと」にも随所にコメディーセンスが発揮されている。

その一方で、「眠らない街 新宿鮫」(1993年)のようなハードボイルドタッチのサスペンス映画も得意にしている。

もうひとつの「おくりびと」も見てみたいところだ。

【滝田洋二郎監督の主な映画作品】
1981年 「痴漢女教師」 (監督デビュー作品)
  以降、1986年まで成人映画の話題作を連発
1986年 「コミック雑誌なんかいらない!」
1988年 「木村家の人びと」
1990年 「病院へ行こう」
1992年 「僕らはみんな生きている」
1999年 「お受験」、「秘密」
2001年 「陰陽師」
2002年 「壬生義士伝」
2005年 「阿修羅城の瞳」
2006年 「バッテリー」
2008年 「おくりびと」

【 2009年02月24日(火) 17時50分 】

ニュース記事

↓「おくりびと」公式サイト
http://www.okuribito.jp/


へー、2種類もの内容を考えていたのか。

幻となった、もう一つの「おくりびと」のほうも興味深いなぁ。

いつか機会があったら、それも作品化してもらいたいものです。

だけど、別の内容の作品だったら、これほど話題になって、米国アカデミー賞(外国語映画賞)を受賞できたかどうか。。。


「納棺師」というのは、この映画で初めて知りました。

葬儀の中では、どちらかとうと裏方になると思うけど、そういう知られていないところにスポットを当てるのって、描き方によってはまるで違った印象になる。

数年前に祖母の葬式をした時、綺麗に死に化粧をしてくれて、きちんと着物を着せてくれた人が、きっとそうなんでしょうね。

そして、自分もいつかお世話になるんでしょう。


ともあれ、米国第81回(2009年)アカデミー賞(外国語映画賞)、第32回(2009年)日本アカデミー賞最優秀監督賞など、数々の受賞おめでとうございます♪


それにしても、一番の功労者は遺体役の人だろうな。

もちろん、人形が代役をすることもあるだろうけど、アップの時などは人間がやるんだろうしね。

どんなに触れられても、ピクリとも動かないんだもの。
大したものです。


おくりびと DVD
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おくりびと 小説版
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納棺夫日記 増補改訂版
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本木雅弘さんがこの本に感動して映画「おくりびと」が誕生しました。




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