「死の天使」猫の活躍

2007年7月に記事にした「死の天使猫」オスカーは、ますます活躍しているようです。

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アメリカ・ロードアイランド州のホスピスで飼われている猫のオスカーは、普段は人に懐かず病院内を気ままにさまよっているのですが、入院患者が死にひんした最後の数時間だけは、まるで見張っているかのようにその患者のそばを離れないそうです。

これまでに50人の患者をみとり、末期患者の死のタイミングを「予知」する能力は病院のスタッフより正確かもしれないとのことで、オスカーが患者のベッドに飛び乗ると、病院から患者の家族へ連絡するようにまでなっています。

現在5歳のオスカーは、子猫のときに重度の認知症の患者をケアするアメリカ・ロードアイランド州プロビデンスのSteere House Nursing and Rehabilitation Centreに引き取られました。

オスカーは普段は病室から病室へと歩きまわり、1人の患者のそばにずっと居るということはないのですが、死の数時間前だけはその患者のそばを離れません。
死にかけている患者の病室から閉め出されたときには、ドアをひっかいて中に入ろうとします。

オスカーの「予知能力」は、時に病院のスタッフより正確です。
あるとき、看護師らが「余命わずか」と感じていた患者のベッドにオスカーを載せたところ、オスカーはすごい勢いで飛び出してほかの病室へ行き、その病室の患者のそばに座りました。
オスカーが駆け込んだ病室の患者は、その夜のうちに息を引き取り、看護師が余命数時間と考えていた方の患者はその後2日間もったとのことです。

病院にはオスカーのほかに5匹の猫がいますが、このような「予知能力」を見せるのはオスカーのみとのこと。

ブラウン大学准教授で老人病専門医のデービッド・ドーザ博士は、2007年に「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メデシン」誌にオスカーの「予知能力」について執筆しました。
それ以後も、めったに外れることなく患者の死を予知し続け、ドーザ博士はこれは偶然ではないと確信しています。

今では、ドーザ博士や病院のほかのスタッフらは、オスカーがベッドに飛び乗り患者に添い寝をすると、その患者の家族に知らせることにしているようです。

「いつものようにブラブラせず、2分ほど病室から滑り出してどこかで何かを食べると、また患者のそばに戻ってきます。寝ずの番をしているかのようです」とドーザ博士。

オスカーについて書かれたドーザ博士の著書「Making rounds with Oscar: the extraordinary gift of an ordinary cat」ではオスカーの行動について確固たる科学的な説明は提供されませんが、「ガンのにおいをかぐことができるとされる犬のように、オスカーは細胞が死ぬときの独特なにおいを発する「ケトン」をかぎわけることができるのではないか」と示唆されています。

「死をかぎつける猫」というと不吉な感じがするかもしれませんが、患者の家族や友人はオスカーを不気味がることはなく、患者の最期にオスカーがそこに居てくれることに感謝し、時に新聞の死亡広告などでもオスカーを称賛するそうです。

「人々は大切な人が息を引き取る時にオスカーがそこに居ること、自分がその場に居られなかったとしてもオスカーがそこに居てくれたということに大きな慰めを見いだしています」とドーザ博士は語っています。

【 2010年02月03日(水) 15時00分 】

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↓『「死の天使」は愛らしい猫』   2007年07月28日(土)
http://nagaraja.at.webry.info/200707/article_27.html

>このような「予知能力」を見せるのはオスカーのみ
不思議だねぇ。。。

2007年7月の時点では、25人以上の患者を看取っていましたが、まだ他の患者には知られていなかったようです。
ですが、この2年半の間に合計50人以上もの患者を看取っていて、その時にそばにいることができなかった患者の家族や友人から感謝すらされているらしいです。

でも、患者本人はどう思っているのでしょうか。
オスカーが来ると、怖れるのか、それとも安心して死を受け入れるのか。
記事の文面からは、後者の方に思えるのですが。

もし、自分がこの場面にいたら、やっぱり安心しそうです。

でも、これからも活躍してください、と言って良いのかどうか分かりませんが、これからもたくさんの人に安らぎを与えてくださいね。


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