これって詐欺?

2011年3月11日(金)午後2時46分ごろに東北関東大震災が起きてから、10日余りが経ちました。
余震は各地でまだ続いていますが、震度は弱まりつつあります。

この大震災は、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名されたようです。

我が家は築四十数年と古い家屋なので、耐震が不安になっていたところ、飛び込みで「家が無事かどうか点検してあげましょう」という3人の男がやって来ました。
会社形態は有限会社なので、小規模なんでしょうね。(仮に有限会社A社)


10年ほど前に、家屋と土台をつなぐ耐震補強プロテクターを設置したものの、今回の地震でどうなったか不安だったので、お願いしました。
彼らいわく、「耐震補強プロテクターのボルトが少し緩んでいたので締めておきました」とのこと。

今度は屋根裏も見てみましょうと言うので、せっかくだからとこれもお願いしました。
そうしたら、「横板が割れて落ちているし、コの字くぎもたくさん抜けかかっているから金具で補強した方が良いですよ。その際、この屋根裏では柱がたくさんあって狭くて身体が入らないので、部屋の天井を壊してやりなおすことになります。」とのこと。
これにはびっくり!

さらに、費用はいくらかかるのか聞いたところ、「金具がとても高いので、部品の定価は合計300万円になります。」
さらにびっくり!!<(°д°;;) >

続けて、「でもそこから値段は下がるので、最終的には100万円ほどになるでしょう。」
これにホッとして、じゃあ明日見積もりを持ってきてね、とお願いしました。

名刺をもらったので、どんな会社なのかググってみたら1件ヒット。
けれど、ヒットしたのは、なぜか運送業者。
しかも、会社のホームページではなく、複数の小さな運送会社が社員募集のために作った共同の募集サイトの中の1ページ。
え?
社名は・・・・・・合ってる。
住所は・・・・・・合ってる。
なんで??
グーグルマップで住所を調べてみたら、なぜか個人の庭付き一戸建て住宅。
やや広い家で立派だ。
店舗兼住宅だったら、道路から見える範囲に会社名の看板などがあるはずなのに、あるのは個人の表札だけ。
なんで???

それに、コの字クギの価格をネットで調べてみたら、ものにもよるけど、1本何万円もするようなものじゃない。


これは妙だ。


10年まえに耐震補強プロテクターを設置した会社(仮に株式会社B社)に連絡をとってみようということになり、電話をしたのですが通じず、FAXに事の次第を書いて、1度我が家に見に来てくれるようにお願いしました。
この株式会社B社は、一級建築士事務所の会社です。
以前耐震補強プロテクターを設置した時は社長と2人の部下が来て、社長が設置の指揮をとっていました。

その会社の社長から、電話で「とりあえず見積もりを見て、お金がかかることだから少し考えてから返事をします、と返事をしたらどうでしょう」とのアドバイス。


翌朝、妙だと感じた有限会社A社の人たちが予定の時間にちゃんと来たので、見積もりを見せてと言ったら、「え?そんなの書いてないですよ。どうしても欲しいと言うなら、これからあなたの目の前で書きますから。」と当然のように言う。
しかも、「これから工事する個所の写真を撮って説明します」とも。
はぁ?
昨日、昼過ぎに来て1時間ほど見て回って帰って行ったのに、その後一晩中なにやってたの?
来た人間は前日と同じメンバーなのですが、乗って来た車は普通乗用車で4ドアのセダン、昨日はワゴン車だったのに。
工事道具を積んでいるはずでしょ?
なんで、車が小さくなっているの??

これはまずい。
こんな状態で、家に上げたら、家の天井を壊されて何をされるかわからない。
とにかく家に入れて下さいと言うのを、必死に押しとどめ、玄関先で押し問答。

向こうが諦め口調になったなと思ったら、今度はなんと、「昨日あげた名刺を返して下さい!名刺も高いんですから!」と。
はぁ??
なんとも、珍しいことを言う。
こんなことを言い出す業者には初めて出会った。
いよいよ怪しい。
またまた、返せ返さないで押し問答。

仕方ないので、貰った名刺に書いてある会社の電話番号に電話するも、なぜか留守電。
携帯電話番号も書いてあるけど、多分目の前にいる人の携帯番号だろう。
ここでも怪しい。

で、仕方ないので、昨日インターネットで社名検索した時に見つけたサイトのページに書いてあった問い合わせ電話番号(なぜか080で始まる携帯と思われる電話番号)に電話。
そこで電話に出た人(代表取締役らしい)に、「あなたの会社では社員に、名刺を渡した相手が契約しなかったら、名刺を返してもらうよう、指導しているのか?」と聞いてみた。
電話の相手いわく、そんなことはないです。そんな指導はしていません。」との返事。
また、「名刺は必要経費なので、名刺を作る費用は社員に負担させていません。」とも。
まぁ、当たり前の話しだ。
で、電話を目の前にいる人に替わったところ、二言三言話した直後、勝手に電話を切った。
その直後(ほんの数秒後)、リダイヤルで電話をかけたのに、なぜか留守電になっている。
なんで? たった今まで電話で喋っていたのに。
まったくもって怪しすぎる。

目の前にいるこの男は電話を切った後、「名刺がそんなに欲しいんなら、あげるからこれで帰る」とそそくさと帰って行きました。
ちゃんと、「2度と来るか!」と捨て台詞も忘れずに言って、去って行きました。
まさか、名刺に書いてある電話番号以外の、他の人間の電話番号に電話されるとは思っていなかったのでしょう。
電話を切って、ほんの1分もしないうちに帰って行きました。


その後、彼らが帰った数時間後に株式会社B社の社長が来てくれたので、有限会社A社の言動を話して、耐震補強プロテクターを点検してもらい、さらに屋根裏も見てもらったら、どちらも心配ないとのこと。

さんざん有限会社A社の3人に不安をかき立てられたので、株式会社B社の社長の言葉にホッとして安心しました。(⌒▽⌒)

地震の影響でガソリンが足りないなか、すぐに駆けつけてくれた株式会社B社の社長には、とっても感謝しております。


やっぱり、これって詐欺ですよね。
「点検商法」と言うべきかな。

今度こんなヤカラが来たら、きちんと見積書(使う部品の品番・単価・個数などが書かれたもの)や使う部品のカタログ、その会社の会社案内を要求すべきだな。

警察に言うべきかどうか迷うんだけど、金銭や家屋を傷つけるなどの実質的な被害は何もないので、警察に言ってもどうしようもないかも。

普段、飛び込みのセールスやセールス電話は全部断っているんだけど、今回は『地震の被害』という不安に付け込まれて、もう少しで被害に遭うところだった。

危機一髪だったかも。


みなさんも、もし、同様のセールス(飛び込み・電話・郵便等)があったら、信頼できる業者か見極めるために、見積もりを取ること(出来れば複数の会社)が大切だと思います。
その中で、相手の話し方、立ち居振る舞い方を見て、もっとも信頼できそうなところに依頼するのが良いと思います。

今回のケースを見ても、言葉の端々、態度、立ち居振る舞いに不自然さが出るものです。

こんな、人の不安に付け込んだヤカラがいるんだねぇ。。。
とんでもないことです。
でも、こんな手口もあるんだと、勉強したことで、ちょっと大人になったかな。(´-ω-`;)ゞポリポリ


低コストの最新技術で地震に強い家に変える本
低コストの最新技術で地震に強い家に変える本

プロが教えるリフォーム悪質業者の見分け方
プロが教えるリフォーム悪質業者の見分け方

ある日突然、詐欺にあったら、どうする・どうなる
ある日突然、詐欺にあったら、どうする・どうなる
弁護士が教える〈手口・被害防止〉対応マニュアル




↓こちらをポチッとしていただくと踊りだします♪ヽ(^o^)丿
人気blogランキング

この記事へのコメント

いちか
2011年03月25日 23:27
そんな事をする人は許せませんよね
100万払わずに済んで良かったですね
他の方が被害に合わないか心配です(・・;)
眠り猫
2011年03月26日 00:22
いちかさん 
ホント、ラッキーでした♪
「耐震 詐欺 東日本大震災」で検索して見たら、「義援金」や「耐震工事」、マンション管理会社やガス会社の社員と偽り「耐震のためのブレーカー工事代」「メーターの点検、修理代」などを口実にお金を搾取する被害があるようです。
もし飛び込みで来た人に違和感を感じたら、警察相談専用電話(#9110)へ相談してください。
みち
2011年04月02日 19:11
飛び込みではないですが、同様なシーンを本日体験しました。ホームメンテナンスの会社のかたが屋根裏に入り、写真を撮ってきて柱に亀裂が入っている・・と。確かに写真は我が家の屋根裏で亀裂も入っている。早めに専門の方に見てもらったほうがよいですね。。とすぐに業者さんを紹介してくれました。その後、1時間ほどで飛んできてくれました。そこまではとても良かったのですが、そのあとが・・。金額は約200万。明後日の工事なら職人さんも手配できるけど、どうしますか?って。。200万の工事を即答できるほど裕福ではないよ!って、お断りました。見積もりを書くのも面倒くさい様子。慎重に検討して対策することにしました。その間に何かあったら・・は怖いけど。業者さんがお帰りになった後で、キーワード検索したらこのブログを見つけました。詐欺をするつもりはないのかもしれないけど、この関連のお仕事の方には「特需」なのかもしれません。気持ちとしては「だまされそうになった」よりも「のせられそうになった」です。
眠り猫
2011年04月02日 21:38
みちさん 初めまして
いきなり200万円ってのはびっくりですね。
それに、見積書も書きたがらないってのはヤバイ気がします。
自治体が木造住宅耐震診断を行っていれば、そこを通して相談してみるのも1つの方法だと思います。
例えば、東京都の場合は『東京都 防災・建築まちづくりセンター』というところが取りまとめているようです。
我が家に以前取り付けた耐震補強プロテクターも、自治体の耐震診断を通して紹介された会社でした。
こんな『特需』は困りものですが、『のせられ』なくて本当に良かったです。

この記事へのトラックバック